運転しにくい、と巷でまことしやかに囁かれる輸入車に乗ってきてみました。
といっても実際に行ったのは二月の半ば、結構経ってしまっていますが。実は前回の記事も、下書き状態でアップするのを忘れられたまま暫く冬眠していたものです。
さて試乗ですが、一日かけて三社三台。それぞれ説明を聞きながら見積もりも出してもらってと、帰宅後はさすがにぐったりでしたが、頑張った甲斐はあったと思います。
乗ってきたのはフィアットの500、フォルクスワーゲンのザ・ビートル、ルノーのトゥインゴ。
私は基本、エンジンがどうとか、車の仕組みレベルの性能には興味がありません。あまり高額ではなく、可愛くて、かつ壊れず普通に走ってくれればそれで十分なのです。なので、こだわりがある人には何の参考にもならない、とてもざっくりとした試乗感想になります。
まず一件目はフィアット。
見た目だけで既に(香子的)最高得点を獲得している500です。
事前情報を基に気になっていたのが、
①ギアの切り替わりでなんかカックンカックンするらしい?
②中身がマニュアル的(輸入車はみんなそうらしい)でクリープ現象がないということは、坂道発進が危険?
③結構小さいけど、箏、入るかしら?
という三点です。
他にもチェックする点はあるでしょうが、まずその三点を意識しつつLet’s試乗、したその結果↓↓↓
まず①、確かにしました。アクセルを踏み込んでいくと、ギアが上がるときにカックン、と。 ただ、私がさほどこだわりが無いせいか、あるいは鈍感なのか、そこまで気にすることもないかな、という程度です。まあ慣れればいいかくらいの気分でした。
ただ、後部座席の乗り心地確認のために同乗してもらっていたTちゃんは「マニュアルに乗ってると思えば、まあこんなものかもー?」と言いつつもちょっと気になったみたいで、これについてはかなり個人差が出るかなと思います。
次に②、正確な数字は忘れてしまいましたが、ある程度角度のある坂道においては、ブレーキを離した後の数秒、車が後退せずその場に止まっていてくれる仕組みがありました。実際に試してみたところ、慌てず落ち着いてアクセルに踏みかえても十分間に合うレベル。なので、あまり心配はいらないかなあと思います。
そして③は、まあ入らないこともないかな、といったところでしょうか。ちょっと苦しいけれど、 工夫してなんとか詰め込めないこともないかと。営業さん曰く、他ユーザーでお箏を運んでいると言っていた方もいるようなので、これもギリギリセーフです。
500の魅力は、何といってもその可愛らしい外見! これに尽きると思います。
一方弱点として挙げられるのは主に後部座席。見た目重視の2ドアゆえの乗り込みにくさと、がんばって乗りこんだ後の乗り心地の悪さ。買い物などの荷物を積むときも、不便かもしれませんね。
あと私は初めての輸入車運転で緊張していたせいか気づきませんでしたが、Tちゃん曰く、ロードノイズが少し気になったとのこと。
さらに待ったをかけるのが、輸入車好きの知人が言った「フィアットは故障したって話をよく聞くよ」の一言。
ただでさえ輸入車は湿気の多い日本では故障しやすいと聞いているのに、その中にあって名指しされるフィアット・・・・・・不安はぬぐえません。
可愛ければ多少のポンコツは許せるわ! という人か、自分一人が乗るためだけの車でなければ、ちょっと家族会議案件になりそうな車です。
かくいう私も、家の二台目の車としてなら迷わずこれに決めるところなのですが、今回購入する車=我が家の唯一の車になるということで、欲しい気持ちは大いにあれど未だ検討中、という状態です。
可愛いのだけれど、ちょっと金額的にも車のサイズ的にも無いかなあ、と思いつつも「フィアット検討の参考にもなるし、とりあえず試乗だけでもしてみたら?」と知人に勧められての試し乗り。
まず乗り心地は、500とは比べ物になりません。ハンドル操作のしやすさ、スムーズな加速など、何をとっても最高でした。
500と同じ(と言っては怒られそうですが)なんちゃってマニュアル? の輸入車ですが、カックン感は一切ありません。国産オートマとの違いが、クリープが無いこと以外では私にはわかりませんでした。
あえて難癖をつけるとしたら、生産終了により新車での購入ができなくなること。私が試乗した二月半ばの時点で、既にグレードや色などの選り好みは苦しい状態でした。
あとは大きな2ドア。見た目は良いのですが、狭い場所に止めた時の乗り降りには苦労しそうです。というか、どうも生産終了の原因はこの辺にもあるようですね。
ちょっと可愛いかな? と思いつつも、本来試乗する予定にはなかったトゥインゴ。
見た目の好みでは500に軍配が上がるし、ルノーのいざこざもある。敢えてこれを選ばなくてもなあ、と、あくまでも補欠枠だったのですが。
せっかくだから乗ってみようかと、急遽飛び込みで試乗することに。
運転してみた感想としては、ビートルと500の間といった印象でした。ちょっと気になったのはハンドルの軽さですが、多分運転していれば慣れるのでしょう。
500のようなカックンもなく、運転のしやすさとしては可もなく不可もなく。・・・・・・という程度だったのですが、このトゥインゴ、今回の突発性試乗を経て補欠から本命への躍進を遂げました。
要因としては、まず見た目があげられます。実物が思いの外可愛かった!
今回、可愛さを追求するにあたって、私としては2ドアも已む無し、むしろ可愛さ優先で2ドア推奨! という勢いだったのですが、トゥインゴは後ろのドアノブが目立たないようになっています。そのため、4ドアながら2ドアっぽくも見え、可愛さがあまり損なわれていないように感じました。
純粋な見た目の好みが500の方なのは変わらないのですが、4ドアならではの使いやすさと可愛らしさの両立。これは高ポイントです。
次に、箏の載せやすさ。
試乗した三台の中では一番フラットに近い状態に、しかも簡単にできることは、使えば使うほど地味に効いてくる部分だと思います。
そして最後が、整備関係の安心感です。
初めて輸入車を買う人が不安に思うことの一つが、整備費だと思います。ルノーの場合日産の工場でできるために国産車と同じ程度と説明され、ちょっとびっくりしました。おそらく部品などは当然高いのでしょうが、工賃が安く上がるだけでもかなり違うかと。
ただ、今ルノーと日産で喧嘩してるみたいだしなあ、というのが一番の不安要素でしょうか。
さて、そんなこんなで三台の輸入車に乗ってみたわけですが、まず言えるのは、「初めての輸入車を買うか迷っているなら、取りあえず試乗してみるべし」ということです。
世間には、輸入車に対するかっこいいイメージの一方で、マイナスなイメージの情報が溢れています。
右ハンドルの輸入車はアクセル・ブレーキペダルの位置がずれていて運転しづらいとか、ウィンカーやライトなどの位置が違って運転しづらいとか、国産のオートマとは仕組みが違うから運転しづらいとか・・・・・・そんなこんなで二の足を踏んでいる人もいるのではないでしょうか。
ちなみに私の場合、今あげた三点に関してはちょっと運転していれば慣れて気にならなくなるだろうと思える程度のことでした。どうしても苦手で慣れないという人もいるかもしれませんが、それを知るためにも、まずは試乗のすゝめです。
一度乗ってみれば、自分に運転できるかできないか、すぐにわかります。
「なんだ、何の問題もないじゃない」となるかもしれないし、「いやいや、これはやっぱり無理」となるかもしれない。でもこれは、乗らない限りわからないことです。感覚は一人一人違うのですから、乗らずに悩んでいても何も進みません。まずは試す。その上で購入に向けて進めるか、国産車で探し直すか、決めれば良いのです。
・・・・・・というのが、車ド素人による、初めての輸入車試乗感想でした。