「万引き」(名・サ変他)
商店などですきをみて商品を盗むこと。刑法上は窃盗罪。shopsifting 【講談社 日本語大辞典 より】
いらなくないですか?
むしろ、無いほうが良くないですか?
「窃盗」で良いじゃないですか。それをわざわざ「万引き」なんて、別の言葉で表現するから、罪の意識が薄くなる。
よくお店の中で「万引きは犯罪です」なんて張り紙を見るけど、この言葉選びも効果半減だと思います。深読みすると、わざわざ「犯罪である」ことを念押しするほどの、軽微な犯罪「に過ぎない」とも受け取られかねない。
あと、「万引きは発見次第警察に通報します」とか。これも万引きは通報しないのが普通であるかのような印象を与えます。実際、通報せずに済ますことも多いようですが。
街中で掏りの被害にあったら迷わず警察に行くと思うのですが、何故世の中は万引きに対してこうも寛容なのか。
ポスターを張るのであれば、「窃盗は犯罪であり、刑法235条により、10年以下の懲役または50万円以下の罰金に処せられます」ではどうでしょう。
このほうが事態の深刻さが伝わりませんか?
犯人に対して、己のやったこと、またはやろうとしていることがどういうことなのか、正確に伝えることが必要だと思うのです。そのためには、「万引き」というどこかオブラートに包んだ様な表現は使うべきではないと思います。
とはいえ、これも江戸時代から続く、日本の歴史と文化の中で培われてきた言葉で、安易に不要と断じ、辞書から削除してしまうのはいかがかと思うので・・・一つ提案。
日常で「万引き」という言葉を使うのをやめて、古語の一つという扱いにしてしまうのはどうでしょう?